セラミドとは。
セラミドとは、もともと肌に存在している成分です。肌の中でも角質層というところに存在している成分で、角質層にある角質細胞どうしのすきまを満たし、角質細胞どうしや角質層内の水分をつなぎとめる役割があります。
角質層とは
そもそも角質層ってどこにあるのでしょうか。よく足とか顔で『古い角質が溜まっている』という表現があります。この古い角質が溜まることで足は硬くなったり顔はくすみやごわつきが現れます。
つまり触ってわかるところ、それが角質層なのです。表皮という肌の構造の中で外側にありその一番外側の外の環境に触れる場所が角質層です。ちなみに化粧品はこの角質層までしか浸透しません。この角質層のバリア機能を守ることがスキンケア化粧品の役割なのです。
セラミドの種類
化粧品に入っているセラミドには大きく分けて4種類あります。天然セラミド、ヒト型セラミド、植物性セラミド、疑似セラミドがあります。
- 天然セラミド…哺乳類由来のセラミド。浸透力◎、保湿力◎
- ヒト型セラミド…人の肌にあるセラミドに似せて、酵母等から作られるセラミド。浸透力◎、保湿力◎
- 植物性セラミド…柚子やコメなどから作られる植物由来のセラミド。構造が人の肌のものとは異なるため浸透力△、保湿力△
- 疑似セラミド…セラミドに似せて科学的に合成したセラミド。安価で化粧品に配合しやすい。浸透力〇、保湿力〇
おすすめはヒト型セラミドです。人の肌に似せて作られているため肌馴染みもよくバリア機能改善も期待できます。成分表にはセラミド2やセラミドAPなど『セラミド+数字もしくは英字』で表記されます。数字と英字は書き方が違うだけで同じヒト型セラミドと思って大丈夫です。
セラミドが入った化粧品の役割
ここまでセラミドについて書いてきましたが、ではセラミドが入った化粧品を使うことで肌にはどんな効果が期待できるのでしょうか。
『肌が敏感な人はセラミドが良い』とよく言われます。これは肌が敏感になっている=肌のバリア機能が乱れている、からセラミドを補ってバリア機能を高めていこうということです。
- 敏感肌とは…季節の変わり目に肌がごわついたり、赤みが出たり、吹き出物がでたりと肌トラブルがおこること。肌の状態が揺らいでいる状態です。いつも使っている化粧品が合わなくなりひりつきを感じたりする人もいます。ビタミンCやレチノール、ハイドロキノン等の有効成分が配合されいている化粧品を使っていると起きる可能性が高いです。肌に良い成分でも肌状態が良くないと効果を十分に発揮できないどころか、刺激になることもあります。
こういった肌が敏感になっているときに使いたいのがセラミドが入ったスキンケアアイテムです。
セラミドが入った化粧品は、その保湿力で肌の乾燥を防ぐことができます。さらに肌がもともと持っている成分なのでなじみが良くバリア機能を改善することができます。お肌の赤みや揺らいだお肌のお助けアイテムです。使い続けることで肌のバリア機能を高めることも期待できるので、揺らぎにくい肌を目指し継続しての使用がおすすめです。
実際に使った中で、おすすめの商品のご紹介。
セラミドが入った化粧品はたくさん販売されていますが、その中でも僕が使って実際良かった化粧品をご紹介します。
ちなみに僕の肌データは27歳男性の、肌が薄く赤みが出やすくニキビもできやすいインナードライ肌。肌治療で脂がでる量を抑える薬の服用で全体的な乾燥肌へ。現在は油分が多すぎるとニキビができたりごわついたりするが保湿を怠ると乾燥によるごわつきが現れる。エタノールや紫外線吸収剤が合わず吹き出物ができる。こんな厄介な肌です。もともと綺麗な肌の人が羨ましい…。
〇セララボ セラキュアローション
120ml 税込み3,400円
ヒト型セラミド7種と疑似セラミド4種配合の化粧水です。セラミドは脂溶性なので乳液やクリームには高配合しやすいですが化粧水でこの高配合はすごいです。なじんだ後のあとはだはべたべたはしないですが保湿されている感覚があります。僕は何個も使い続けてたまにほかのものも使いますがこれに戻ってきます。価格はプチプラとは言えませんがヒト型セラミドを入れてこの価格は納得だなと感じています。
現在、公式サイトか店舗で購入可能ですが、取り扱い店舗はそこまで多くないので公式サイトから購入した方が簡単です。
〇キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム
40g 税込み2,970円(公式サイト参照)購入サイトによって変動あり。
キュレルのフェイスクリームはキュレルのアイテムの中でも有名ですし昔から愛されているのでご存知の方も多いかと思います。花王さんのブランドで『乾燥性敏感肌のためのセラミドケア』がポイントです。このフェイスクリームに配合されているセラミドは花王独自の疑似セラミドでヒト型セラミドではありません。しかし高配合することと、セラミドの働きを助けるユーカリエキス、有効成分には抗炎症成分のアラントインが配合されていて肌の赤みや揺らぎに向いています。
テクスチャーはクリームにしては重くなくさらっとしています。しかし保湿感がないわけではなく、しっとり保湿をしながら表面はさらっとしているイメージです。そのため朝のメイク前や脂性肌の方でも使えたという口コミも目にします。
僕は重たいクリームは好きではないので、これは使った時の使用感が好きでリピートしています。
〇トゥヴェール ナノエマルジョンプラス
60ml 税込み3,060円
トゥヴェールのナノエマルジョンは3種類ありますでが僕のおすすめはナノエマルジョンかプラスです。ディープは香料が入っており化粧品に香りがついているのが苦手な人にはお勧めできません。ナノエマルジョンとプラスの違いはプラスはグリセリンが配合されておらず、よりシンプルな成分構成になっています。
テクスチャーはさらっとしていて乳液なのに手からぽたぽたと垂れていくほどです。でも塗った後のあとはだはもちっとしていて保湿感を感じることができます。そのサラサラ感と保湿感はインナードライさんにご愛用者さんが多いような気がします。
ご自身に合うアイテムが見つかりますように。
心にキラキラを。